この週末は仕事があり、館山行きは断念。金曜日、以前から気になっていた必読書の3冊を遅まきながらまとめ買いして読み始めました。
2013年、海外から戻って不動産ファンドビジネスの担当となり、しばらく“街づくり”から遠ざかっていましたが、この4月に希望が通って久しぶりにビル部門に復帰。今は街、空間のあり方を考える日々です。
都市計画、そして、デベロッパーなりの考えと資金があれば、そこそこの空間、物理的な意味での街をつくることは出来ます。ただ、その街、場所が、働きに来る、買い物に来る、食事に来ると言った単に“用を足す”に留まらず、何か新しいものを生み出していくエネルギーを持つ場となれないか。何か新しいこと、面白いことをやろうとしている連中が自然と集まってくる場。17世紀のロンドン・シティのコーヒーショップがビジネス交渉の場であったり、20世紀末からシリコンバレーの街の朝のレストランがビジネスアイデアのプレゼンテーションの場であったり。。。依然、“エスタブリッシュ”、“守り”、“上がりの街”と言うイメージが強い丸の内ですが、街全体が創発空間化し、大きな“カフェ”のように機能する。そのためには何が必要なのか、そんなことを考えながら読んでます。