昨日は知人の脱穀のお手伝いに行くはずが、先週の長雨でお米が乾かず中止になり、急遽、南房総二拠点大学のニューツーリズムの課題のため、訪問先の一つとして千倉の円蔵院さんにお邪魔しました。
このお寺は安房3巨刹(きょさつ:大きな寺)の一つに数えられるこの地方の小本山。常駐の住職さんはいなく、対外的にも知名度が低いのですが、当地区の名匠後藤義光の彫刻など文化財級のお宝が多くあり、風情もあって、訪れる価値あるお寺です。
後藤の作品でお経の場面ごとに回転させる彫刻の塔や
かつてご住職が里見の城まで行くのに使われたという籠も。
お堂の裏にはお座敷や勝手があり、うまく使えばおもてなしにも使えそう。
外にはこれまた南房総市の文化財に指定されている約300年前に鋳造された梵鐘が。
建物の間取りや彫刻の意味など、背景となる昔の日本の生活文化が整理できると外国から来た人にも興味を持ってもらえるのではとても興味深く拝見させて頂きました。