大学院生のアーティストにお願いしていた作品が出来上がりました。
自分の車で東京造形大学まで行き、パーツ化された作品をピックアップして館山へ。

作品は5つに分かれておりボルトで結合します。

作家さんとそのお兄さんが別途バスで来てくれて私も手伝いながら組み立て・設置作業。

一番難しい作業がアンカーボルトの埋め込み。少しでもズレると作品がハマらなくなるのでドリルの穴あけを少しずつ進め何度も確認しながら慎重に。

事前に何度か試し打ちもしてきたと言う準備周到な作家さん、今回、色々検討した結果としてケミカルアンカーと言うものでボルトを固定することに。開けた穴にガラスに入ったままのケミカルを入れ、ボルトを上から挿入して叩きガラスを割って液体が出てきてボルトの周りに溢れ、硬化して固定します。

ボルトの埋め込みが完了。

1段目を固定。

あとは順にボルトで固定しながら組み上げ、作品プレートを取り付けて完成。
プレート用に台座にあらかじめ厚さ2mmの溝を切っていましたが、大きさ、ピッタリ!

完成。


作家さんにあらかじめ設置する場所の写真を送っておいたら、自然豊かな背景をイメージして一見、樹木にも見える、周りに溶け込んだ雰囲気にし、また、とてもカッコいい男性の顔。

この家を守ってくれる“まもりびと”です。作家の岩森咲季さん、丹精込めた製作、ありがとうございました。