井戸掘り

この家は集落の中でも一軒だけ離れた奥にあり、水道が来ていません。水は家の裏山にある集落の共同井戸に頼っていて月額300円で使いたい放題だったのですが、近年、設備の老朽化と裏山の持ち主との井戸設置の土地利用契約が更新の時期を迎えることもあり、集落の皆さんの総意で共同井戸は近年中に廃止することになりました。もちろん、事前に何度か相談はありました。

共同井戸の設備。下の坑道の奥に水が大量に湧き出るところがあり、そこからポンプで上のタンクまで水を上げて、そこから配管を通じて集落の各戸に水が供給されています。

私の家以外は水道がきているので、共同井戸の水は畑や車を洗ったりと言った用途でしか使ってなかったので、無ければ無いで何とかなるのですが、我が家はそう言うわけにいかず、水道を引くには600mほどの配管工事が必要になり、負担金が莫大になるので、敷地内に自家用の井戸を掘ることにし、知り合いの業者さんにお願いしました。

6月19日に着工したのですが、敷地下に、かつてこの地で稼働していた白土採取の坑道があり、その空洞を突き抜けたことで水が途中で抜け、掘削が難航したようですが、6月29日、51m掘り進んだ地点から多量の綺麗な水が湧き出しました。

水が綺麗になるまで暫く待って一口飲んでみましたが、冷たくまろやかで美味しい水で感激。

これからポンプの設置や仕上げの配管工事がに進みます。これで一安心。


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